SONYはXシリーズ初のフラッグシップモデルXperia XZと小型なXperia X Compactを発表しました。スペックや特徴を確認しつつ、Xperiaの現状と今後を考察します。
Xperia XZ
Xperia XZ スペック
OS | Android 6.0 Marshmallow |
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SoC | Qualcomm Snapdragon 820 Quad-Core |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB / 64GB |
ディスプレイ | 約5.2インチ FHD(1920 × 1080) |
カメラ | リア:23MP フロント:13MP |
バッテリー容量 | 2,900mAh |
サイズ | 高さ 約146 × 幅 約72 × 厚さ 約8.1mm |
重量 | 約161g |
カラー | ミネラルブラック・プラチナ・フォレストブルー |
Xシリーズでは初となるフラッグシップモデル。てっきりXperia X Performanceがフラッグシップだと思っていたのですが、Xの上位モデルという位置付けになっていたようです。日本市場にはハイエンドが必要だと判断して、とりあえずXperia X Performanceを出したって感じでしょうかね。
SoCやRAMなど基本スペックはXperia X Performanceと同じですが、デザインが大きく変わりました。特筆すべき点はカメラで、インテリジェントアクティブモードが進化し、世界初の5軸手振れ補正に対応。また、レーザーAFを搭載することで、暗所でも高速でピントを合わせることができます。
スペックだけで使い勝手を判断することはできませんが、1つの指標にはなるでしょう。ましてやフラッグシップモデルとなれば他社フラッグシップと比較されます。Xperia XZは、兎にも角にも数値のインパクトに欠けます。
個人的な意見ですが、必要かどうかはひとまず置いておいて、最上位モデルはメーカーの技術力を誇示するためにもスペックで殴ってなんぼだと思うんですよ。最近のXpariaは良く言えば無難、悪く言えばチャレンジしていないように感じます。
Xperia X Compact
Xperia X Compact スペック
OS | Android 6.0 Marshmallow |
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SoC | Qualcomm Snapdragon 650 Hexa-Core |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
ディスプレイ | 約4.6インチ HD(1280 × 720) |
カメラ | リア:23MP フロント:5MP |
バッテリー容量 | 2,700mAh |
サイズ | 高さ 約129 × 幅 約65 × 厚さ 約9.5mm |
重量 | 約135g |
カラー | ユニバースブラック・ホワイト・ミストブルー |
Xperiaのコンパクトモデルは、フラッグシップモデルの小型版でした。ディスプレイ解像度やバッテリー容量などに多少差があっても、その他のスペックや質感はほぼ同等で、コンパクトかつハイスペックがウリでした。
さて、ここでXperia X Compactを見てみましょう。Xperia XZより性能も質感も劣っていて非防水となれば、下位モデルであることは明らかです。今までのコンパクトモデルとはコンセプトが異なると考えることができます。
スペックはミドルハイクラスで、価格も比較的安価に抑えられています。これはこれでいいと思うのですが、やはり小さいボディにフラッグシップ並みの性能が詰め込まれていた方が購買意欲を掻き立てられます。
Xシリーズのイメージがブレた
すでに発売されているX・XA・XA Ultra・X Performanceと、今回新たに加わったXZとX Compactを並べてみると、XZとX Compactが少し浮いているように見えませんか?Zシリーズのようにシリーズ間でベースとなるデザインが統一されていないように感じます。
フラッグシップ出しすぎでは
結論として、半年サイクルはやっぱり早いと思うんです。Xperiaブランドはやはり人気ですから、とりあえず出せばある程度売れるんでしょうけどね。
Xperiaはフラッグシップモデルの在り方が変わってきて、スペックはほどほどに使い勝手を追求していくのかもしれません。今後の動向を細かくチェックしていきたいと思います。いろいろ言ったけど最後に一言、Xperia XZ欲しい!なんならXperia X Compactも欲しい!